銀の匙 Silver Spoon：農業高校と食を描いた現実的な青春漫画

農業高校の日常を描いた漫画『銀の匙 Silver Spoon』

農業高校で主人公が成長するという内容を通して食に関する事が描かれており、食肉など残酷なシーンも描かれています。

アニメ化もされ、実写映画化もされた人気のコミックです。

銀の匙 Silver Spoon

感想・レビュー（ネタバレ無し）

学生の多くが実家が農業という家庭が多い中、主人公「八軒勇吾」はサラリーマン家庭に育った高校生。

他のメンバーは家の手伝いで知識がついている子が多い中、動物の扱いも、何もかも素人な主人公が四苦八苦しながら成長する青春マンガです。

農業高校という事で、動物とふれあい、食事を頂くという考えが深く描かれている漫画なので教育という面でも良さそうなストーリーです。
最初の方から、ニワトリの首を切るシーンなどもあり、モザイクがかけられていたりしますが、そういうのが苦手な人には向かない漫画だと思います。

命という繊細なテーマのため、賛否分かれる漫画だと思いますが、その分内容が濃いから賛否別れるのだと感じました。

作者の「荒川弘」先生は「鋼の錬金術師（ハガレン）」という超人気コミックを生み出した漫画家です。
ハガレンは異世界の特殊な能力の漫画だったのに対し、「銀の匙」はリアルすぎる漫画なのでハガレンを期待して読むと求めてたものと違うと感じると思います。

ただ、マンガ好きとしては、これだけ違うジャンルのマンガでそれぞれヒットさせるという所がスゴイと感じる作品です。

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（※ブログ更新時の情報です。）

ISBN-10：4091231802
ISBN-13：9784091231802