タイトル:解体新書 (まんがで読破)
杉田玄白・翻訳
解体新書と聞いて、
「杉田玄白が訳した医学の本でしょ。」
程度の浅い知識の私が面白いと思えたマンガです。
これは、小中学生に読んで欲しいマンガだと思いました。
というか、子供の時に自分が読みたかったマンガです。
登場人物は?
・杉田玄白(すぎたげんぱく)
・前野良沢(まえのりょうたく)
・中川淳庵(なかがわじゅんあん)
この辺りがメインで登場します。
この3人の名前を知らない人は読みましょう!
どんな内容?
解体新書を作成するまでの過程の苦悩、葛藤、努力がマンガで描かれています。
中川淳庵が海外の解剖入門書『ターヘル・アナトミア』を手に入れ、杉田玄白に「面白い本を持ってきた!」という所から話が始まります。
そこに、和蘭語を学んでいた前野良沢が加わり、切磋琢磨して「解体新書」を作り上げる物語です。
全員の努力が、今の少年漫画みたいな展開で描かれているので、
勉強だという先入観もなく、ワクワクしながら読み切る事ができるマンガです。
そして、中には医学的知識も少しだけ出てきます。
日本の名前を付ける際、どのように名付ければよいのかという葛藤があります。
医学に関わる人で、医学用語を学んでいると「なんでこんな分かりにくい名前なんだ?」と思ったことがある人は多いと思いますが、このマンガを読み終えると、色々あったんだろうなぁ。と思えるようになります。