タイトル:図解でわかるフィンテック いちばん最初に読む本
著者:和田 茂夫
ものすごく綺麗にまとめられている本だと思いました。
「FinTech」と言った後に「Finance(ファイナンス)」と「Technology(テクノロジー)」合わせた造語でしょ!
という浅い知識から脱却できる本だと思います。
こんな人にオススメ!
金融知識があるけど、ITの知識がない人にオススメの本です。
日本のベンチャー企業から、日本では余り有名ではないベンチャー企業まで図入りで紹介されているのでとてもわかり易いです。
逆に、金融知識の乏しい若い人には難しい本かもしれません。
「社会人経験の長いオッサン」が「IT強者の若者」を上回る知識を得ることが出来る一冊です。
どんなサービスが取り上げられているのか?
・ネットで買い物をする時に使える「PayPal」
・家計簿アプリ「マネーフォワード」
・仮想通貨でおなじみ「ビットコイン」
・クラウド会計ソフト「freee」
・資産運用の「THEO(お金のデザイン)」
他にももっと取り上げられていますが、有名所をピックアップしました。
サービス名とサービス内容が図入りで書いてあり、分かりやすくなっています。
技術面も取り上げている!
びっくりしたのが技術面も取り上げているので、ITの知識を得ることができます。
最近話題の「ApplePay」のカード情報を守る仕組みも図入りで説明があるので、何となく知ることができます。
その他、ビットコインの仕組みも取り上げているので面白いです。
感想
おそらく20代の人は「PayPal」や「マネーフォワード」辺りの知識は強いと思います。
この辺りの知識はお財布と直結しているので想像しやすいからです。
しかし「会計ソフト」や「資産運用」に関しては、大人の方が社会人経験がある分知識が上だと思います。
そこがITと融合しはじめ、今後新しい展開になっていくはずです。
この本なら、初歩知識をしっかり頭にいれることができて、人に話すことができるようになると思いました。